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ミライアル株式会社:2025年1月決算 Vol.22

2025年1月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、事前に企業の業績や財務状況を確認したほうがよいことは、さまざまなメディアやインフルエンサーにより発信されています。

しかし、個々の企業についていろいろな資料やサイトを確認するのは大変・・・という方に向けて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資する際の参考になれば幸いです。
今回は2025年1月期の決算発表があった企業から『ミライアル 株式会社』についてまとめましたので、ぜひご覧ください。

企業概要

証券コード:4238
決算月  :1月
設立年月 :1968年7月
上場年月 :2005年7月
業種   :化学
事業概要 :半導体ウエハ容器の専業メーカー。出荷容器が経営の柱。半導体工場向け工程内容器も手がける

今期決算のポイント

今期決算資料等から個人的なポイントをピックアップしてみました。半導体市場の動向に注視しつつ、軟調推移の予想に対して、どの程度維持・成長できるのか注目です。

  1. 半導体市場の緩やかな回復で増収。一方で設備投資後の減価償却費の増加等により、営業利益減少
  2. 当期純利益は前年比で増加
  3. 2025年1月期は中期成長戦略2028の初年度。増産体制に向けた体制整備を実施
  4. 2026年1月期の配当金は未定としつつ、配当性向30%を目安とした安定配当を実施予定
  5. 2026年1月期は①半導体市場の状況②原材料費の高止まり③減価償却費の増加の影響を受けるも、受注状況、売上高、利益ともに軟調に推移

過去の業績

過去の業績を配当金目的の投資をする観点から確認していきます。
今回も安定性や成長性、財務健全性を中心に次の7項目の基準を順にみていきましょう。

売上高

売上高に関しては順調に推移しているようにみえます。2025年1月期は決算短信上は、140億円と発表されています。多少前後しつつ、成長傾向にあるのがわかりますね。

出典:IRBANK

営業利益率

効率性の観点である営業利益率は概ね10%以上と高い水準になっています。2025年1月期の営業利益率は決算短信上10.2%となっており、こちらも予想を上回る結果ですね。

出典:IRBANK

1株あたり純利益(EPS)

2016年以降は右肩あがりの傾向です。2025年1月期は117.29円で着地です。純利益が軟調となった影響が来期どの程度でるのか、引き続き確認する必要がありそうです。

出典:IRBANK

自己資本比率

財務健全性を示す自己資本比率は高い水準を長期にわたって維持しており、安心感抜群です。

出典:IRBANK

キャッシュフロー

前期は当期純利益が減少した影響で営業活動によるCFが大幅な減少となっていました。2025年1月期はこれが回復したことで2023年1月期以前と同様の水準へ回復(33億3,600万円)しています。

出典:IRBANK

1株あたり配当金/配当性向

配当性向30%の安定配当との発表のとおりの実績となっています。業績により配当が調整されており、経営面からみると堅実な対応ですね。しかし、安定した配当金を得る観点からはもう一歩です。

出典:IRBANK

配当利回り

株価がおおよそ1,300円台~1,400円台で推移しています。40円の配当を考慮すると3%少し割るくらいの利回りです。今後の株価によっては3%超えたくらいで再度検討してみたいです。

まとめ

2026年1月期の見通しはあまりいいとは言えない予想のようですが、そんな中でも受注状況は安定してきているようですので、今後の成長性には期待できると考えています。ただ高配当の水準にはもう一歩のため、今後の配当予想や株価の動向をチェックしたいですね。

ご注意事項

 具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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