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株式会社シーイーシー:2025年1月決算 Vol.23

2025年1月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、事前に企業の業績や財務状況を確認したほうがよいことは、さまざまなメディアやインフルエンサーにより発信されています。

しかし、個々の企業についていろいろな資料やサイトを確認するのは大変・・・という方に向けて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資する際の参考になれば幸いです。
今回は2025年1月期の決算発表があった企業から『株式会社シーイーシー』についてまとめましたので、ぜひご覧ください。

企業概要

証券コード:9692
決算月  :1月
設立年月 :1968年2月
上場年月 :1990年11月
業種   :情報・通信業
事業概要 :独立系SI(システムインテグレーション)。トヨタグループなど優良顧客の情報活用ツールに実績。組み込みソフト開発も強い

今期決算のポイント

今期決算資料等から個人的なポイントをピックアップしてみました。急速に進む顧客のDXに関するニーズを的確にとらえ、各セグメントともに成長していることがわかります。また、今後も需要増が見込まれる中期待の持てそうな経営計画が発表されています。

  1. DX需要の増加に伴い、売上高、営業利益ともに過去最高を更新
  2. 研究開発、採用、教育等の成長投資も着実に実施
  3. 注力事業として掲げる「モビリティ事業(自動車業界向けビックデータ分析基盤構築等)」、「マイクロソフト連携(マイクロソフト関連サービスと他システムの連携構築等」、「セキュリティ関連(自治体、医療、金融向け)」が伸長
  4. 2030年に向けてVISION2030を策定。前半(2025-2027)を成長期=環境変化に対応した事業変革を加速させる期間として位置づけ
  5. VISION2030の後半(2028-2030)は事業規模および社会的価値を拡大する期間として位置づけ
  6. VISION2030において株主還元は、ROE(自己資本利益率。当期純利益に占める自己資本の割合)20%、配当性向50%を目指すとされた

過去の業績

過去の業績を配当金目的の投資をする観点から確認していきます。
今回も安定性や成長性、財務健全性を中心に次の7項目の基準を順にみていきましょう。

売上高

右肩上がりに順調に推移しています。2026年1月期についても600億円越えの予想と今後も安定した成長が見込まれています。

出典:IRBANK

営業利益率

年々改善傾向にあり、直近10年ほどは上場企業の平均値といわれている7%以上を維持しています。2025年1月期は12%近い数値となっており、効率性も問題ないことがわかります。

出典:IRBANK

1株あたり純利益(EPS)

若干のブレが大きい気もしますが、まずまずな印象です。決算資料内にもROE重視と記載されていたことからEPSも連動し改善されることが期待できますね。

出典:IRBANK

自己資本比率

盤石な財務状況となっています。安定した自己資本比率を保ちつつ、事業成長に関する投資も行えており、不安要素がなさそうな状況ですね。

出典:IRBANK

キャッシュフロー

営業活動によるCFについては、右肩上がりとはいえませんが毎期黒字になっています。現金等の項目については着実に増加しており、理想的です。

出典:IRBANK

1株あたり配当金/配当性向

公開時点(2025年3月)で14期連続非減配です。2026年1月期やその後の中期経営計画上の配当予想では増配が予定されており、うれしい限りです。配当性向も高すぎない範囲となっており、安定的な配当が期待できますね。

出典:IRBANK

配当利回り

2025年1月期決算発表後、株価が大きく上昇しており個人的には高配当といえない水準となっています。決算の内容がよかったことによる影響と考えていますので、株価の落ち着きを待ちたいです。

まとめ

システム企画~運用保守まで統合したサービス提供が可能で、これらは今後どの分野においてもITの活用は不可欠なことから、今後ますます需要は増加していくのではないかとみています。現在DX化がうまく浸透していない業種であっても、いずれは取り組むことになると思いますので、更なる業績向上に期待したいですね。

ご注意事項

 具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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