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株式会社INPEX:2024年12月決算 Vol.8

2024年12月決算

こんにちは、きつねです。
高配当株投資する際、事前に企業の業績や財務状況を確認したほうがよいことは、さまざまなメディアやインフルエンサーにより発信されています。

しかし、個々の企業についていろいろな資料やサイトを確認するのは大変・・・という方に向けて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資する際の参考になれば幸いです。
今回は2024年12月期の決算発表があった企業から『株式会社 INPEX』についてまとめましたので、ぜひご覧ください。

企業概要

証券コード:1605
決算月  :12月
設立年月 :2006年4月
上場年月 :2006年4月
業種   :鉱業
事業概要 :原油・ガス開発生産国内最大手。政府が黄金株保有

今期決算の注目ポイント

今期決算資料等から個人的なポイントをピックアップしてみました。

  • 重大事故ゼロを継続
  • 原油販売量の増加及び為替の影響等により売上収益増加
  • 当期利益は過去2番目の高水準(4,273億円)
  • 過去最高の株主還元(1株当たり年間配当金86円)
  • 2025年12月期~2027年12月期は累進配当による株主還元を実施
  • 2025年12月期は原油価格下落や為替の影響による外部環境要因に起因し減収見込み
  • 成長投資も確保しつつ、株主還元強化も予定

過去の業績

売上高

一定程度は確保されているものの、国際原油価格の変動や為替相場による業績へのが大きく、右肩あがりとはなっていません。決算資料にも記載されているとおり、2025年12月期についても減収が見込まれています。

出典:IRBANK

1株あたり純利益(EPS)

こちらも売上高同様に一定程度確保されています。コロナショック時の2020年ころにマイナスに転じていることからも改めてわかるとおり、投資する際には為替や国際原油価格へのリスクをしっかり考慮する必要がありそうです。

出典:IRBANK

1株あたり配当金

2016年以降、減配せずに配当維持しています。ただし、これとは別に種類配当(非上場)を実施しており、その点も含めた総還元額を確認すると概ね右肩あがりに推移しています。

出典:IRBANK

自己資本比率

60%~70%前後を維持しており、高水準といえるとおもいます。財務状況としては何も問題なさそうです。

出典:IRBANK

キャッシュフロー

現金等・営業活動によるCFの傾向は、ほぼ横ばいです。外的要因によるところも大きいと思いますが、株式投資する際の安定性という観点では問題なさそうです。

出典:IRBANK

営業利益率

7%~10%が上場企業の平均といわれていますが、平均と比較すると高い水準となっています。効率性がきちんと確保された状態で経営されていることがわかりますね。

出典:IRBANK

配当利回り

個人的な基準として税引き後でも3.5%をキープしたい意図から、税引き前でおおよそ3.75%確保できることを基準としています。
2025年12月期は90円予想とのことですから、1株あたり2,000円程度で購入できれば4.5%ほど確保できることとなります。

まとめ

為替や国際原油価格など外的要因により、業績が大きく変動するリスクが大きい企業です。しかし、高水準な営業利益率や経済産業大臣が主要株主であることで、安定性や事業の効率性が確保されていると思います。また、今後は株主還元を強化する方針であることからも、個人的に、投資対象として注視していきたい企業のうちのひとつです。

ご注意事項

具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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