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日本カーボン株式会社:2024年12月決算 Vol.16

2024年12月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、事前に企業の業績や財務状況を確認したほうがよいことは、さまざまなメディアやインフルエンサーにより発信されています。

しかし、個々の企業についていろいろな資料やサイトを確認するのは大変・・・という方に向けて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資する際の参考になれば幸いです。
今回は2024年12月期の決算発表があった企業から『日本カーボン 株式会社』についてまとめましたので、ぜひご覧ください。

企業概要

証券コード:5302
決算月  :12月
設立年月 :1915年12月
上場年月 :1949年5月
業種   :ガラス・土石製品
事業概要 :炭素製品大手。電炉向け電極、半導体やリチウムイオン電池向け製造。航空機用はGE等と合併

今期決算のポイント

今期決算資料等から個人的なポイントをピックアップしてみました。

  1. 売上高と当期純利益ともに増加
  2. 資材価格やエネルギー価格の高止まりにより、収益性は悪化
  3. 2025年12月期は厳しい事業環境が継続するものの、適正売価の販売と原価低減により利益体質が改善見込み。結果的には営業利益・当期純利益ともに増加見込み。
  4. 配当金は維持予定。

過去の業績

過去の業績を配当金目的の投資をする観点から確認していきます。

売上高

ここ数年は右肩あがりに成長中であることがわかります。コロナショックで一時的な落ち込みがありましたが、順調に回復しています。

出典:IRBANK

営業利益率

高い営業利益率で効率の良い経営がされているようです。多くの事業期で10%程度が確保されています。

出典:IRBANK

1株あたり純利益(EPS)

こちらも売上高と同じような実績の流れとなっています。コロナショック以降順調に回復中といった状況のようです。

出典:IRBANK

自己資本比率

安定して50%~60%程度を維持しています。状況を正しく把握し、投資・株主還元と内部留保の確保に適切に分配されているようです。財務健全性は今後も安心な印象です。

出典:IRBANK

キャッシュフロー

当時の景気動向などの影響もあるのか多少の波はあるものの、黒字をキープできており、まずまずな印象です。もう少し右肩あがりの傾向が強くなると安心できます。

出典:IRBANK

1株あたり配当金/配当性向

配当性向を安定した割合に保つ方針ではなく、減配せずに増配していく方針であることが読み取れますね。配当金が安定しているというのは、私みたいな配当金目的の個人投資家にとっては、大変ありがたい方針です。投資もしやすくなります。ここ数年は配当性向も下がってきていますので、更なる増配に期待しつつ、無理せず減配しないよう見守りたいです。

出典:IRBANK

配当利回り

2025年2月末~3月上旬ころの株価は4,000~4,200円程度で推移しています。配当金が年間200円のため取得価額にもよりますが、概ね4.5~5%程度の利回りが確保できそうです。かなりの高配当を実現しているランクにあると感じます。

まとめ

半導体や光ファイバー等の今後需要が見込める分野における事業展開をしていることから、今後も一定程度の需要を確保しつつ、堅実な経営により成長性が見込めると考えています。素材関連であることから景気の動向・影響を受けやすい点を考慮し、投資判断していきたいと思います。

ご注意事項

 具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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