こんにちは、きつねです。
今回は、実際に株式購入に向けて企業分析を実施してみたいと思います。利回りの高い企業は各証券会社のスクリーニング機能やYahooファイナンスの高利回りランキング、Instagramで高配当株投資を実践している方々の投稿を参考にピックアップします。その中で気になった企業やピンときた企業を実際に分析していきたいと思います。
過去の業績と現在の業績
過去の業績
まずは過去の業績確認からです。これまでその企業が残してきた業績を数年分確認します。そこから売上や配当金の安定性や傾向を分析してみます。
過去の業績を見るときに数(十)年分の決算資料をさかのぼって確認するのは大変ですね。そんな時に利用するサイトが「IR BANK」です。会社名や銘柄コードで検索すると過去の業績を一覧できます。ありがたいですね・・・。
早速Google検索してやっていきたいと思います。該当銘柄を「IR BANK」で検索し決算のリンクをクリックすると過去の業績一覧が表示されました。
確認ポイント① 収益性・安定性(売上高)
初めは売上高です。いくつかの企業を調べてみると書き方に違いがあることに気づきます。「収益」「売上高」「営業収益」などタイトルが異なるようですが、すべて売上高と読み替えて問題なさそうです。少しずつ(増減が激しくなく安定)右肩上がり(成長)しているか確認します。
確認ポイント② 収益性・安定性・成長性(EPS:1株あたりの純利益)
こちらも右肩あがりが理想的。1株がどの程度の利益を生み出しているか(当期純利益÷発行済株式総数)です。EPSが上昇すると収益性がよい(効率的な経営が実践されている)と判断できるようです。
発行済株式総数が変化せずに当期純利益が多くなれば、それだけEPSの値は高くなります。そのため、EPSについては過去の業績と現在の業績を比較することで企業がきちんと利益を出す成長を遂げているか。判断できる指標になるというわけです。
確認ポイント③ 還元性(配当性向)
こちらは配当金の原資となる当期純利益のうち、どれくらいを配当金に充てているかを示す指標です。100%を超えているということは当期純利益以上の配当金を支出しているということは、これまでの利益や貯金を取り崩して配当金を支出しているということです。これは長く続けるのは難しいケースが多いことが予想できるため、高すぎるのも問題です。目安としては40%前後であれば健全といわれています。
確認ポイント④ 還元性(1株あたり配当金)
減配(配当金を減らすこと)や無配(0円になってしまうこと)がないか(=安定的に配当金をだしている企業か)もしくは減らないだけではなく増えていっているか(増配傾向にあるか)を推移で確認します。もともと配当金欲しさに投資するわけなので、これは見逃せません。
確認ポイント⑤ 安全性(自己資本比率)
手元にある資産のうちどの程度自己資本(借入ではなく企業自身で準備したもの)があるか。という指標です。借入(借金)をして計画的に新しい事業や先行投資を図るのも重要ですが、倒産リスクという観点からは、自己資本が多いほうが安心というわけです。優良企業を見極めるポイントの一つで間違いなさそうです。
確認ポイント⑥ 安全性(キャッシュ・フロー)
事業の成果として「現金がどの程度増えているか」の指標です。「現金等」や「営業活動によるキャッシュ・フロー」を確認することでわかります。長期的に増加傾向であればよさそうです。
確認ポイント⑦ 効率性(営業利益率)
東京証券取引所に上場している企業の平均は約7%と言われているようです。おおむね10%以上確保されていれば、収益性がよく効率のよいビジネスが実践できているという指標になります。こちらは右肩上がりというよりは、過去~現在まで投資判断の目安になる基準値を決めて、それ以上確保されていれば問題ないという指標のようです。
現在の業績
見るべきポイントは過去の業績と同様ですが、最新の情報を得るには各企業のHP等で決算概要の資料や決算短信をみると記載されています。過去の業績とあわせて最新の業績や今後の投資・事業計画なども参考に投資先にするか判断していきます。
まとめ
みるべき指標を細かく調べてみましたが、正直、案外確認するポイントが多くて大変そうだな。という印象です。次回からは決算発表された企業の資料を実際に見ていきたいと思います。
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