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本決算が発表された企業を調べてみた Vol.4

2024年12月決算

こんにちは きつねです。 

 前回までに確認した購入前のチェックポイントについて、実際の企業を例にみてみようと思います。記事を書いている現在は2025年2月です。2024年12月を決算月としている企業の本決算が発表されているようです。過去の業績と現在の業績を前回のポイントをもとに確認してみます。

企業の概要

 まずは企業概要をチェックします。どんな業種でビジネスを行っているか把握します。これらは証券会社のサイトに掲載されている四季報欄や各企業のHPで確認できます。私は証券会社のサイトの四季報欄で確認しています。今回例にあげるのは、以下の企業です。

  • 企業名 :株式会社JACリクルートメント
  • 決算月 :12月
  • 設立年月:1988年3月
  • 上場年月:2006年9月
  • 業種  :サービス
  • 概要  :人材紹介

 高年収のハイクラス人材をメインターゲットとする転職エージェントでお馴染みの企業ですね。

過去の業績

  1. 売上高
     2009年ころからみてもきれいな右肩あがりです。自分の周りでも転職経験者増えていますので、そのニーズをしっかりとつかんで、サービス提供しているということでしょうか。
  2. 1株あたり純利益(EPS)
     2020年のコロナショック時に一時的に下がってしまった年があったようですが、こちらも基本的にはきれいに右肩あがりしています。
  3. 配当性向
     ここ数年は60~70%ほどを推移しています。コロナショック時の2020年は一時的に180%を記録していますが、利益が少なくとも株主還元する意向という読み方もできます。配当金目的に投資する観点からはありがたいです。
  4. 1株あたり配当金
     年によっては前年比で減配に転じている年もありますが、基本的にはきれいに右肩あがりしています。
  5. 自己資本比率
     70%前後をキープしています。個人的には財務優良の水準です。
  6. キャッシュ・フロー
     営業活動によるCF、現金等の推移ともに右肩あがりしています。キャッシュリッチな企業かなと思います。
  7. 営業利益率
     20%以上は確実にキープしており、私の基準としては効率性も問題なさそうです。

現在の業績

 2024年12月期の決算短信と決算資料を確認してみます。前期までは順調な業績だったようですので、早速みていきます。

  1. 売上高
     決算短信を確認すると、売上高、営業利益、経常利益それぞれ前期比10%以上を達成しています。好調な業績なのがわかります。
  2. 1株あたり純利益(EPS)
     若干減少していますが、個人的には横ばいの範囲かなと感じます。
  3. 配当性向
     75%弱まで上昇中です。正直なところ、少し高い気もしますが、ここ数年は60%~75%ほどで収まっていますので、問題ない範囲なのだろうと思います。
  4. 1株あたり配当金
     きちんと増配していますね。嬉しいです。加えて、2025年12月期についても増配予定のようです。
  5. 自己資本比率
     60%以上はキープされており、健全な体質に変わりはないといったところでしょうか。
  6. キャッシュ・フロー
     営業活動によるCF、現金等ともに増加しています。
  7. 営業利益率
     こちらは決算短信1ページ目には直接項目がなく、「経営成績等の概況」部分を読み進めていくと記載されていました。今期も23%超と効率的な経営がされているようです。
  8. 配当利回り
     個人的な基準として税引き後でも3.5%をキープしたい意図から、税引き前でおおよそ3.75%確保できることを基準としています。配当金が26円のため690円あたりを下回っていれば、候補になりますので、注視していきたいと思います。

まとめ

 今後の見通しとして、求人需要は継続することから来期も順調に成長していきそうな印象です。また、配当金についても増配を発表していて、そのほかの指標についてもクリアしていることから、十分投資先の候補となりそうです。

ご注意事項

 具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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