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景気敏感株とディフェンシブ銘柄 Vol.5

知識習得編

こんにちは、きつねです。
 今回は高配当株の実践にあたり、情報収集を続けていく中で度々目にする『景気敏感株』と『ディフェンシブ銘柄』について調べてみます。

概要

ざっくりとした結論としたは次のとおりです。
・景気敏感株    :景気の動向と株価が連動しやすい銘柄(業種)
・ディフェンシブ銘柄:景気の動向に左右されにくい銘柄(業種)

銘柄といいつつ、業種によってある程度同じような株価の動きになるケースが多いようです。そのため、保有する銘柄がひとつの業種に偏ってしまっているなどすると、株価の動向が同じような動きになるのです。保有している銘柄と業種は分散させるとこうしたリスクを回避できるということとわかりました。

ディフェンシブ銘柄とは

 景気敏感株とは反対に景気の動向に左右されにくく、株価の動きの振れ幅が小さい銘柄(業種)をさします。これらの業種はインフラや生活必需品に関連する業種が中心です。

ディフェンシブ銘柄の主な業種

 電気・ガス業や通信業、食料品、医薬品、小売業などが代表的です。そこに加えて陸運業(トラック等による商品の輸送)やその他金融業なども分類されることがあるようです。

景気敏感株とは

 先に書いたとおり、景気の動向と株価が連動しやすい銘柄(業種)です。つまり、好景気のときにはよく売れ、不景気になると売上が減少する傾向にある業種です。例えば車や住宅などはそのいい例と考えています。
 好景気のときは買い替えや新規購入を検討する人も多いと思いますが、反対に不景気になったときには大きな出費や緊急性の低いを抑えるのが一般的です。
 株価の動きの観点からみると、振れ幅が大きく成長性(≒将来的なキャピタルゲイン)が見込めるということになります。

景気敏感株の主な業種

 繊維、化学、紙パルプ、鉄鋼、非鉄金属、ゴム、ガラス土石、鉱業、石油石炭などの素材産業は、製造のための素材を提供しているため、生産量が低下するとそれに伴って各企業からの発注が減少します。そうすると景気の影響を受けやすい業種ということです。
 また、これらの運搬や仲介に関連する企業も同様です。卸売や物流も生産量や販売・発注量が減るとそれに影響されコスト増や売り上げ減少の影響が出やすい特性があります。個人的には、ディフェンシブ銘柄以外は景気敏感株といっていいと考えています。

まとめ

 色々と調査してみましたが、サイトや著書(筆者)により細かい定義が異なります。今回確認した限りはこれといった明確な基準はないというのが実態のようです。投資判断に利用する際には、実際の事業内容なども精査したうえで、分類することにします。
 私なりの基準としては、『不景気であってもその商品やサービスを利用する(せざるを得ない)』かという基準で判断することにしました。保有する株を選定する際に、どちらに偏りすぎるということがないように注意していきたいですね。

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